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評価:
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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
¥ 3,231
(2009-04-24)
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邦題は”陽のあたる教室”なんですね.はじめて知りました.Sheffieldにいた頃に何度もDVDで見ました.音楽家として活動していた,Glenn Hollandが,高校の音楽教師になって,引退するまでの奮闘記です.Glennは自分のための作曲をする暇もないくらい真剣に音楽教育に打ち込みます.
物語りの中盤で印象に残る場面が,高校のアメフトで有能なハーフバックでありながら,単位が足りないためにチームに入れないでいる学生Louis Russと音楽教師Glenn Hollandの交流です.
体育教師のBill Meisterは,吹奏楽のマーチングドリルの指導に苦戦するGlennに対し,Louisが音楽の科目で単位を取れるように指導すせれば,マーチングドリル指導を引き受けると交渉します.
無理やり単位を出すのではなく,単位に見合った能力を身につけさせるために,Glennの個別指導が始まります.Louisは,学力は極めて低く,要領も人一倍悪いのです.”マーチングバンドでエレキギターをやりたい”というくらい筋金入りのバカなんですが,相当な努力家です.”いつも一生懸命やらないとダメ”という認識があるのか,Glennの厳しい指導にも根を上げません.逆に,あまりにも進歩がないので,Glennが諦めかけます.そこで,自分の少年時代とLouisがだぶるBillは,
"If someone hadn't give me a chance to excel in the one thing I was good at, I never would have become the brilliant gum-chewing coach that I am”.
”子供のときに得意なことを伸ばす機会を与えられなければ,現在コーチとして優秀な自分はいなかったはず.”という内容なんですが,要は”音楽ができないという理由で,その子供の人生を閉ざすな”と主張します.
注: Bill自身が落ちこぼれたのはチェスだったとか.
で,再びGlennの指導が始まります.最終的にLouisはマーチングバンドの一員としてデビューするに至るのです(単位確定).
悲しいことにLousiはベトナム戦争で戦死します.Glennは,後の教え子(頭は良いけど反抗的)にもLouisがどれだけ愛された学生であったかを伝えます.
どんなに不器用な学生でも,努力次第で苦手なものを克服し,単位を獲得することができる・・・ということです.
さて,この映画は,Glennの教師生活とアメリカの30年の歴史を追うように物語が展開します(Forrest Gampでも似たような展開).その一部,Glennの子供,Johnは悲しいことに聴覚に障害を持って生まれてきます.そんなこんなで物語はクライマックスに入り,最後の感動シーンがあります.
Glennは,学校の財政事情により,失業してしまいます.芸術科目の担当教師はすべて失業.彼は,教育委員会を相手に芸術教育がいかに大事であるかを説きますが,結局状況を打開できず学校を去ります.そのとき,在校生および卒業生が,Glennに感謝の意を込めてイベントを企画します.
"Mr. Holland had a profound influence on my life and on a lot of lives I know. But I have a feeling that he considers a great part of his own life misspent. Rumor had it he was always working on this symphony of his. And this was going to make him famous, rich, probably both. But Mr. Holland isn't rich and he isn't famous, at least not outside of our little town. So it might be easy for him to think himself a failure. But he would be wrong, because I think that he's achieved a success far beyond riches and fame. Look around you. There is not a life in this room that you have not touched, and each of us is a better person because of you. We are your symphony Mr. Holland. We are the melodies and the notes of your opus. We are the music of your life. "
Glennの教え子達こそが,Glennの作品であり,彼の人生の音楽である.という締め方をします.確かに,音楽教師にとっては最高の褒め言葉でしょう.このGertrudeの演説は素直に感動できます.Glennが卒業生によって構成されたオーケストラ(Gertrudeもクラリネットを演奏)で,The American Symphonyを振って物語りの幕を閉じます.
私自身,小学校のときの音楽の先生に魅了されて,(ところどころで激変した)興味を追求した結果,今の人生があるようなものです.私もLouisのような子供でしたから,落ちこぼれの気持ちはよくわかっているつもりですが・・・
高等教育の現場において,落ちこぼれの個別指導のために教員が(オフィスアワー以外の)時間を取ることは想定されていません.